バンガロー内 思い出ノートにつきまして

2019-06-26

自然園には、バンガローの中に自由に記入して頂ける雑記帳、通称”思い出ノート”が常備してあります。たまに民宿や旅館などに置いてあるのを見かけることがありますが、まさにそれです。

かれこれ、約10年程前から各バンガローに備え付けるようにいたしました。

人間って、何かとても嬉しかったこと、楽しかった事、誰かに伝えたいときってありますよね。誰に見てもらうのかもわからないけれど、でも書き記して置きたい時ってあると思います。それは、いわゆる「落書き」になるかも知れません。けれども、何かを書き記すという行為は、とても人間らしい行為で自然な気持ちだと思います。

有名な話でピラミッドの中にも、当時、半ば強制的に働かされていたであろう労働者たちの落書きがかなり見つかっているそうです。当時の庶民の思いや風習が知れるとても貴重な資料になることもあるとか。それほどまでに、人は何かメッセージを残す能力を発揮するものです。

さて、自然園が思い出ノートを置くようになった本当の目的は、実は、そうなのです。バンガロー内への落書き防止です。

その効果は、絶大で、今や壁や柱への落書きは、めったに見つかることがなくなりました。これがなかった当時は、先生方のチェックをかいくぐるように、いたるところに生徒さんたちの”思い”がマジックで書き残されていました。

それがまた巧妙な場所に書かれているものが多く、一見すると何も見えないのですが、床に寝て天井の梁を見ると、見える。布団を全部降ろすと、初めて壁に書いてあるのがわかる。など、一目では発見しづらいものばかりです。

大半が、たわいもなく、また心暖まる落書きです。

「○○君、愛してる」

「この部屋にはお化けが出るぞ」

「めっちゃ楽しかった!!また泊まりに来る!」

等々。

ですが、これが発見されると困り物で、先生によっては、「前の学校さんのものでうちが書いたものではないから、全部消してください。」などと言われることもあります。油性ペンで書かれていて、これがそう綺麗には落ちない場合が多いものです。釘や彫刻刀で、彫り込まれているのもかなりあります。

また、

そんなわけで、当時はシーズンが一段落すると、大工さんに頼んで、壁や柱を削ってもらい、また塗料を塗り直すというような相当の作業が必要でした。およそ全棟にわたるわけですが、
明らかに学校様が特定でき、ひどく彫り込まれて書かれているものに対しては、費用弁償させて頂く場合も稀にございました。

しかし、このような対策でも、大人の目には発見しづらく、どうしても取りこぼしが出てくることもあり、後日また問題を引き起こす元になるわけです。

さて、そんな次第で、思い出ノートを置かせて頂いております。

ただ年間1、2校様の先生方の中で、これに対して極端な反応を示されることがあることも事実です。

どうか、もう少し寛容になっていただければと願っています。

大半が、子どもたちの喜びと感動の思い出がつづられています。

ただし、強制するものではありませんので、もしこれが不適切なものだと学校様でご認識の場合は、どうぞ各自撤収するなり、ノートを読まないようにご指導頂ければと思います。同時に、バンガローへは、どんな楽しい事があっても、落書きをしないように生徒様にご指導してもらえたらと願います。(そのような学校様はご退出時、引率者の方で、お使いになられたバンガローの落書き・忘れ物チェックは、して頂けると助かります)

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